化学メーカー、国内投資続々 生産設備を増強 自治体後押し・技術流出防止

 化学メーカーが国内で生産設備を新・増設する大型投資に動き始めた。三井化学が千葉に二百億円を投じて合成ゴムの工場建設を決定し、大日本印刷も広島に百五十億円で薄型テレビ用フィルム工場を建設する。業界では中国など海外工場の建設も続いているが、顧客との近さや先端技術の流出防止、自治体の助成など国内立地の利点も見直されており、今後、投資の国内回帰が広がりそうだ。詳細記事>> 産経新聞2005-10-30

化学メーカー、国内投資続々 生産設備を増強 自治体後押し・技術流出防止

東大、エタノール残りかす原料から高純度アモルファスシリカを作製

  東京大学先端科学技術研究センターの近藤勝義特任助教授の研究グループは、バイオマス(生物資源)エネルギーの一つであるエタノール製造工程の残さ(カスケード)から純度99.5%以上のアモルファスシリカ(2酸化ケイ素、SiO2)を作製する技術開発にメドをつけた。「バイオマスエネルギーの副産物を高付加価値化することによって、バイオマスエネルギー全体を低コスト化し、エネルギー源として普及させる契機にしたい」という。 日経BPニュース(環境)2005年10月26日
東大、エタノール残りかす原料から高純度アモルファスシリカを作製

岩手県衣川村、木質バイオマスガスからカーボンナノチューブ合成

 岩手県衣川村は中外炉工業(大阪市)と共同で木質バイオマス(生物資源)ガスからカーボンナノチューブを合成する技術を開発した。二酸化炭素(CO2)を吸収した樹木を活用するためCO2削減につながるうえ、石油などを使うよりも原料や製造コストが抑えられる。下水汚泥や畜産廃棄物などの重金属類除去といった環境対策商品への応用を見込んでいる。 詳細>> 日経ネット(東北)2005-10-26 岩手日報2005-10-26

岩手県衣川村、木質バイオマスガスからカーボンナノチューブ合成

魚粉に茶滓を添加したペットフード

出願番号 : 特許出願2004-29368 出願日 : 2004年2月5日
公開番号 : 特許公開2005-218356 公開日 : 2005年8月18日
出願人 : 栗田工業株式会社 発明者 : 黒島 光昭 外2名
 
発明の名称 : ペットフード  

【課題】容易に製造でき、化学合成物質を添加することなく品質劣化を防止し、しかも、ペットの健康増進に寄与しうるペットフードを提供する。
【解決手段】魚粉や穀物粉などのペット用飼料に、茶滓を添加混合してなるペットフード。茶滓としては、粒径が0.4~200μm程度に破砕された破砕茶滓を用いることが好ましい。また、カテキン類やテアフラビンなどの茶ポリフェノール類を多く含む茶滓が好ましい。
 

魚粉に茶滓を添加したペットフード

バイオマス材料と生分解性樹脂の複合材料

出願番号 : 特許出願2003-347620 出願日 : 2003年8月29日
公開番号 : 特許公開2005-76025 公開日 : 2005年3月24日
出願人 : 株式会社グリーンバイオ 外2名 発明者 : 李 承桓 外3名
 
発明の名称 : バイオマス材料と生分解性樹脂の複合材料 

【課題】 バイオマス材料と生分解性樹脂を複合する際に界面接着性を改善し、優れた機械的特性、加工性、耐水性などの物性を発現する複合材料の製造方法を提供する。
【解決手段】 バイオマス材料と生分解性樹脂の加熱混練時に、無水マレイン酸エステル化バイオマスとラジカル発生剤を加え、マレイン酸由来の二重結合と生分解性樹脂との間で一部架橋反応を起こすことにより、界面を制御し、物性及び加工性を向上させる。
バイオマス材料と生分解性樹脂の加熱混練反応中に、少量のイソシアネート基含有物を添加することにより、バイオマス材料及び生分解性樹脂の界面接着性を制御し、複合材料組成物の物性及び加工性を向上させる。

バイオマス材料と生分解性樹脂の複合材料

植物性原材料のトレー容器類及びその製造方法

出願番号 : 特許出願2004-122321 出願日 : 2004年3月22日
公開番号 : 特許公開2005-271998 公開日 : 2005年10月6日
出願人 : 松尾 幸恵 外2名 発明者 : 松尾 幸恵 外1名
 
発明の名称 : 植物性原材料のトレー容器類及びその製造方法   

【課題】 籾殻・麦殻等穀類の殻や藺草・間伐材・竹材等の植物性廃棄物を使用し、バインダーに熱可塑性樹脂を中心にカゼイン・自然系セルロース等を使用した生分解性を持つ、トレー容器類の製品とその製造方法。
【解決の手段】 植物性原料である籾殻1及びポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂主体のバインダー2を粉砕微粉末化し、粉砕微粉末化した前記籾殻1と前記バインダー2を計量5・混合6し、攪拌機で攪拌7させ、攪拌された籾殻1とバインダー2の混合体8を成型機15で加熱9・加圧10し、トレー容器の成型品12を成型11し、この成型11された成型品12をコーティング13し、市場性のある植物性トレー容器類14を製造する。

植物性原材料のトレー容器類及びその製造方法

京大教授、竹やパルプで強度高めた生分解性樹脂開発に着手

 京都大学の矢野浩之教授らの研究グループは竹やパルプの繊維を10ナノ(ナノは10億分の1)メートル前後に細かくして混ぜることで、生分解性樹脂の強度を鋼鉄並みに高める研究に着手した。日経ネット(近畿)2005-10-22
京大教授、竹やパルプで強度高めた生分解性樹脂開発に着手

味噌・醤油からバイオファクトリー、ゲノム創薬まで~

バイオテクノロジーがもたらす産業や国民生活へのインパクト
技術・産業・政策動向やNEDOプロジェクトのポイント

独立行政法人 NEDO技術開発機構 独立行政法人 NEDO技術開発機構
バイオテクノロジー・医療技術開発部長 及川 信一

http://www.nedo.go.jp/informations/press/kaiken/170112/prezen.pdf

味噌・醤油からバイオファクトリー、ゲノム創薬まで~

NEDO支援企業の技術成果が一堂に集結、「成果展示会 2005」11月開催

  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)は、同機構が主催する「成果展示会 2005」を11月15~18日に東京ビッグサイトで開催すると、2005年10月17日に正式発表した。この展示会は、同機構が実施している「実用化開発助成事業」もしくは「基盤技術研究促進事業」で支援を受けた民間企業が達成した研究成果を広く知らしめることを目的に毎年実施している展示会である。日経BP2005年10月17日 http://venturewatch.jp/event/index.html

NEDO支援企業の技術成果が一堂に集結、「成果展示会 2005」11月開催