バイオマスアイランドをめざす 沖縄県伊江島

サトウキビを核に磐石な農業基盤をつくる 
 「このままでは、いずれ島の農業はダメになる」。沖縄をはじめ南西諸島で生産され、かつては伊江島(村)でも基幹作物だったサトウキビ(沖縄では「ウージ」とか「キビ」と呼ばれる)生産が急激に減少していくのを見て村もJAも危機感をもった。そこで国の「バイオマス・ニッポン総合戦略」による「バイオマス・タウン構想」にそった「伊江島バイオマスアイランド構想」を村が打ち出した。いまバイオマス・タウン構想として認められているのは全国に62件ある。その多くは家畜ふん尿や製材木屑、余剰農産物、食物廃棄物などを材料とするものだ。だが、伊江島のそれは生産が年々減少するサトウキビを核として、アサヒビールのバイオエタノール実証試験とも提携しながら「磐石な農業基盤を構築」するという将来の地域農業を見据えた構想となっている。 農業協同組合新聞 2006-12-13

バイオマスアイランドをめざす 沖縄県伊江島

丸紅、バイオディーゼル油生産 ブラジルで08年から40万トン

 丸紅は22日、ブラジルにバイオディーゼル燃料の製造販売会社を近く設立すると発表した。同国の大手穀物会社「アグレンコグループ」との合弁で、2008年から大豆油を使ったバイオディーゼル燃料を年間40万トン、配合飼料向け大豆かすを100万トンを生産する。大豆を使うバイオディーゼル燃料の生産規模としては世界最大で、日本企業が同国でバイオディーゼル燃料を商用生産するのは初めて。 FujiSankei Business i. 2007/2/23

丸紅、バイオディーゼル油生産 ブラジルで08年から40万トン

バイオ燃料生産に本腰 ナタネを第4の作物に/オホーツク農協組合長会が承認【北海道】

 オホーツク農協組合長会は、使用済みの菜種油からつくるバイオディーゼル燃料(BDF)の生産に本格的に取り組む。このほど開いた同組合長会で承認した。網走管内では昨年春から、3JAでナタネを試験栽培しており、同組合長会の石田静夫会長(JAえんゆう会長)は「化石燃料に頼らず、農産物からつくるBDFは資源保全のため大切だ。畑作3品に次ぐ第4の作物にしたい」と強調する。日本農業新聞掲載日:07-01-29
バイオ燃料生産に本腰 ナタネを第4の作物に/オホーツク農協組合長会が承認【北海道】

バイオエタノール100%燃料向けに改良された量産タイプのエンジンを搭載

 サーブは、来月開催されるジュネーブモーターショーにおいて、同社が開発する最先端のバイオパワー技術を初公開すると発表した。
今回公開される「バイオパワー100コンセプト」は、バイオエタノール100%燃料(E100)向けに改良された量産タイプのエンジンを初めて搭載している。その結果、従来のE100燃料仕様車とは比較にならないほどのハイパフォーマンスを実現するという。CPRISM 2007-02-16
バイオエタノール100%燃料向けに改良された量産タイプのエンジンを搭載

バイオディーゼル燃料製造に用いるCa系固体塩基触媒を山口大学と共同で開発

   この度、当社は国立大学法人山口大学と共同で優れた活性を有する『Ca系固体塩基触媒』の開発に成功しました。この開発成功は、同大学大学院理工学研究科教授 福永公寿氏との共同研究の結果得られたもので、同材料を触媒として使用することにより、バイオディーゼル燃料の製造を高効率に実現可能とするものです。今回当社の開発したCa系固体塩基触媒は酸化カルシウムを主成分としており、当社が長年培ってきた独自の高活性化技術を応用することで、活性の最適化に成功しました。バイオディーゼル燃料(脂肪酸メチルエステル)は、軽油に比べ排ガスがクリーンなことや、地球上の炭素バランスを崩さない(カーボンニュートラル)などの多くの利点があり、環境調和型の資源の有効利用技術として注目されております。バイオディーゼル燃料の製造は、一般に植物油や廃食用油などの『油脂』と『メタノール』を触媒の存在下でエステル交換反応させることによって行われており、その触媒としては水酸化ナトリウムや水酸化カリウムが広く利用されています。しかし、これらの触媒を用いると、生成したバイオディーゼル燃料を洗浄してアルカリ成分を除去する必要があること、さらに洗浄によって発生する排水の処理が必要となり、製造コストが上がるという問題があります。このため、洗浄の必要がなく、分離除去が容易な固体触媒の研究が進められておりました。当社のCa系固体塩基触媒は、メタノールの沸点付近あるいは沸点以下の反応温度、常圧で、かつ少量の添加で油脂とメタノールのエステル交換反応を利用して、バイオディーゼル燃料を短時間の反応であっても高い収率で製造できるという特徴を持っております。これにより製造設備の小型化及び簡素化に貢献することが期待されます。また同材料は粉末のみならず、顆粒、粒状品といった形態を取り揃えることが可能で、バッチ式や連続式など様々なバイオディーゼル燃料製造システムへも対応できると考えております。今後は実用化に向け、さらに研究開発を進めていく予定としております。 宇部マテリアル㈱プレスリリース 2007年2月14日
バイオディーゼル燃料製造に用いるCa系固体塩基触媒を山口大学と共同で開発

バイオ関連Google情報2007-02-09

バイオディーゼル燃料実用化へ、産官がプロジェクト
CAR モード
最近注目度が急速に増しつつあるバイオディーゼル燃料について、東京都と新日本石油、それにトヨタや日野自動車が共同をプロジェクトを開始することになりました。内容はもちろんバイオディーゼル燃料を広く実用化すること。日本の現行法規では5%までしか バイオ
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バイオ燃料 国産優先利用を/環境NGOが共同提言
日本農業新聞
サトウキビから作るバイオエタノールなど、輸送用バイオ燃料について、環境問題で活動する非政府組織(NGO)3団体が「共同提言」をまとめた。日本でのバイオ燃料の利用は、多くが輸入で賄われる見込みのため、海外の生産地で環境破壊を引き起こしかねないと懸念。

北大発VBのジェル・デザイン、道産木材で石けん・抽出液活用
日本経済新聞
北海道大学発バイオベンチャー(VB)のジェル・デザイン(札幌市、附柴裕之社長)は、道産木材の抽出液を使ったせっけんなどを春から販売する。バイオ VBは研究開発への先行投資が負担になりやすい。バス用品事業の拡大で、収益の安定につなげる。

バイオ関連Google情報2007-02-09

第2世代バイオディーゼル燃料 来年度中、都バスに試験導入

  東京都と新日本石油、トヨタ自動車、日野自動車は6日、欧州などで研究開発が進められている第2世代バイオディーゼル燃料(BDH)を、2007年度中に都営バス2台に試験的に使用すると発表した。 FujiSankei Business i. 2007/2/7
第2世代バイオディーゼル燃料 来年度中、都バスに試験導入

モンゴルで咲くバイオ燃料用の菜の花栽培

モンゴルで咲く滝川の技術 バイオ燃料用の菜の花栽培 日本工営が5月から 
 モンゴルで菜の花を大規模栽培し、バイオディーゼル燃料(BDF)を製造するプロジェクトが、滝川市の「たきかわなたね生産組合(23戸)」の協力で今春から始まる。建設コンサルタント大手の日本工営(東京)の社員らが現地法人を設立、最終的な栽培面積は約5万ヘクタールを予定している。滝川は全国有数の菜の花産地でBDFへの先進的な取り組みで知られており、空知で培ってきた技術が、地球温暖化対策の国際的な取り組みに生かされることになった。北海道新聞  2007/02/01
モンゴルで咲くバイオ燃料用の菜の花栽培