「このままでは、いずれ島の農業はダメになる」。沖縄をはじめ南西諸島で生産され、かつては伊江島(村)でも基幹作物だったサトウキビ(沖縄では「ウージ」とか「キビ」と呼ばれる)生産が急激に減少していくのを見て村もJAも危機感をもった。そこで国の「バイオマス・ニッポン総合戦略」による「バイオマス・タウン構想」にそった「伊江島バイオマスアイランド構想」を村が打ち出した。いまバイオマス・タウン構想として認められているのは全国に62件ある。その多くは家畜ふん尿や製材木屑、余剰農産物、食物廃棄物などを材料とするものだ。だが、伊江島のそれは生産が年々減少するサトウキビを核として、アサヒビールのバイオエタノール実証試験とも提携しながら「磐石な農業基盤を構築」するという将来の地域農業を見据えた構想となっている。 農業協同組合新聞 2006-12-13
バイオマスアイランドをめざす 沖縄県伊江島
「このままでは、いずれ島の農業はダメになる」。沖縄をはじめ南西諸島で生産され、かつては伊江島(村)でも基幹作物だったサトウキビ(沖縄では「ウージ」とか「キビ」と呼ばれる)生産が急激に減少していくのを見て村もJAも危機感をもった。そこで国の「バイオマス・ニッポン総合戦略」による「バイオマス・タウン構想」にそった「伊江島バイオマスアイランド構想」を村が打ち出した。いまバイオマス・タウン構想として認められているのは全国に62件ある。その多くは家畜ふん尿や製材木屑、余剰農産物、食物廃棄物などを材料とするものだ。だが、伊江島のそれは生産が年々減少するサトウキビを核として、アサヒビールのバイオエタノール実証試験とも提携しながら「磐石な農業基盤を構築」するという将来の地域農業を見据えた構想となっている。 農業協同組合新聞 2006-12-13