平成20年度「中小水力発電開発費補助金補助事業」の公募開始について

  内外の経済的社会的環境に応じた安定的かつ適切なエネルギーの需給構造の構築を図るため、環境負荷の小さい純国産エネルギーである一般水力の開発を積極的に推進する必要がありますが、水力発電は初期投資が大きく、かつ、初期の発電原価が他の電源と比較して割高であり経済性に劣ります。このように経済性の劣る、中小水力発電施設の設置等に要する費用に対し、建設費の一部を補助することにより初期発電原価を引き下げることで開発の促進を図り、石油代替エネルギーの開発及び導入の促進に資することを目的としています。 NEDO (公募)2008-08-31
平成20年度「中小水力発電開発費補助金補助事業」の公募開始について

新燃料の可能性を秘めるハイブリッド品種(米国)

  イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究者らによると、イネ科ススキ属植物のハイブリッド新品種であるジャイアント・ミスカンザス(Giant Miscanthus)が、再生可能な燃料として大きな可能性を秘めているとのことである。この植物は13フィート(約4m)の高さまで生長する。 NEDO海外レポート NO.969, 2005.12. 14
新燃料の可能性を秘めるハイブリッド品種(米国)

バイオエタノールに勝るエコ燃料!兼松の“牛糞ガス”が地球を救う

8月28日10時12分配信 ダイヤモンド・オンライン
 牛の糞や下水の汚泥が今、高止まりする原油など化石燃料の代替エネルギーとして熱視線を浴びている。
 たかが牛糞と侮るなかれ。こうした有機性の廃棄物を発酵させると天然ガスとほぼ同じ成分のメタンガスができるのだ。「バイオガス」と呼ばれ、スウェーデンなどではすでに、新エネルギーとしてバイオエタノール以上の広がりをみせている。日本国内でも普及に向けた動きが加速しつつある。 http://d.hatena.ne.jp:80/lovepeace/20080829
バイオエタノールに勝るエコ燃料!兼松の“牛糞ガス”が地球を救う

Liイオン電池の「謎」解けた! 長時間利用に期待

 次世代リチウムイオン電池の電極として期待が高い「鉄含有リチウムマンガン酸化物」が電池の容量を向上させる仕組みを、産業技術総合研究所(産総研)関西センター(大阪府池田市)が突き止めた。実用化の「壁」が解明されたことで、電気自動車向けなどの新型電池の開発につながりそうだ。米電気化学会誌に発表された。Asahi.com., 2008年8月31日
Liイオン電池の「謎」解けた! 長時間利用に期待

米国サイエンス誌およびALC社English Journal誌の「バイオ燃料生産の影響認識の深化」

 SANARI PATENTが理解するとぉろでは、コンテンツの論文は、バイオ燃料の原料から食糧資源を除外するのみならず、食糧資源以外の既存林についてもバイオ燃料原料化を不可とし、都市ゴミ、農業廃棄物、不毛地開発産物に原料を限定すべきであると主張するものである。熱帯雨林資源のバイオ燃料化による利得期待は否定されることとなる。 http://d.hatena.ne.jp/SANARI/20080829
米国サイエンス誌およびALC社English Journal誌の「バイオ燃料生産の影響認識の深化」

食品廃棄物エタノール化リサイクルシステム実験事業

平成19年度中間年報 バイオマスエネルギー地域システム化実験事業 
作成者  新日鉄エンジニアリング株式会社
プロジェクト名称  バイオマスエネルギー地域システム化実験事業  ページ数  2
要約  以下本編抜粋:1.事業の概要食品廃棄物は日本国内で年間約2000万トン排出されており、そのうち340万トンを占める産業廃棄物系の食品廃棄物のリサイクル率は48%、事業系・家庭系一般廃棄物のリサイクル率は5%にも満たず、ほとんどが未利用のまま焼却処理されている。その大きな理由として、1食品廃棄物中に弁当箱などの夾雑物が混入しているため、従来の飼料化・肥料化の原料として利用するには相当の選別が必要となること。2リサイクルのための熱源とリサイクル残渣の処理がコスト圧迫要因となること。3リサイクル製品の販路が確保されていないこと。が挙げられる。本事業では1食品廃棄物中の炭水化物を選択的に糖化するプロセスを活用することにより、食品廃棄物中に多少の夾雑物が混入していてもリサイクルを可能とする。2既存のごみ焼却施設で有効利用されていない排熱をカスケード利用し、あわせてリサイクル後の残渣を既存のごみ焼却炉で処理することにより、コスト圧迫要因を排除する。3食品廃棄物の糖化液を原料に無水エタノールを製造し、最終的なエネルギー形態として車両用燃料であるE3ガソリンに加工して利用する。 NEDO 報告書バーコード 100012585
食品廃棄物エタノール化リサイクルシステム実験事業

焼酎粕のメタン発酵処理による工場内24時間熱供給実証事業

平成19年度中間年報 新エネルギー技術フィールドテスト事業 地域バイオマス熱利用フィールドテスト事業 
作成者  山元酒造株式会社
プロジェクト名称  P07018 新エネルギー技術フィールドテスト事業  ページ数  3
要約  以下本編抜粋:通常、焼酎粕のメタン発酵処理により発生したバイオガスは、バイオガス焚き蒸気ボイラで蒸気に変換し、昼間は工場内の蒸留工程等の熱源として有効に利用している。しかし、夜間は工場の焼酎の生産が停止する為、バイオガスは余剰ガス燃焼装置で燃焼処理している。そこで、バイオガス焚き蒸気ボイラから発生した蒸気を24時間100%有効に活用出来るシステム、すなわち、既設蒸気ボイラ用の軟水を夜間の余剰蒸気により加熱し、この加熱した軟水を昼間に使用することにより、既設蒸気ボイラの使用燃料を削減出来るシステムを確立する。一方、メタン発酵処理設備の運転方法、特に初期立上げ方法及び麦焼酎粕⇒芋焼酎粕⇒麦製焼酎粕の切替方法により、回収できるエネルギー量は大きく変わる。そこで、本実証テストを通じて、メタン発酵処理設備の合理的な立上げ・切替え方法を確立する。コスト的にもエネルギー的にも有効で安定した、焼酎粕のオンサイト型処理システムが開発出来れば、今後の焼酎粕処理におけるメタン発酵システムの普及促進に、大いに繋げる事が期待出来る。メタン発酵処理設備の設置は昨年度に完了し、今年度の4月上旬から麦焼酎粕の投入を開始した。メタン発酵槽内部のメタン発酵の健全性を随時チェックしながら、麦焼酎粕の投入量を順次アップしていき、2ケ月後の6月上旬には計画値である12T/Dまで処理する事が出来た。 NEDO 報告書バーコード 100012561
焼酎粕のメタン発酵処理による工場内24時間熱供給実証事業

100%バイオディーゼル燃料の排出ガスへの影響等に関する調査研究

作成者  独立行政法人産業技術総合研究所
プロジェクト名称  Q05017 その他契約(新エネ部)  ページ数  29
要約  100%%バイオディーゼル燃料をコモンレール式燃料噴射システム搭載車両に使用した際に要求される燃料品質および車両設計の指針を得るため、燃料の酸化安定性に関する調査、コモンレールシステムの耐久性に関する調査および排出ガスへの影響に関する調査を実施した。バイオディーゼル燃料の酸化安定性についての調査では、パーム油由来メチルエステル(PME)、菜種油由来メチルエステル(RME)等の、異なる種類の脂肪酸メチルエステル(FAME)に対して各種酸化防止剤を添加し、添加剤の種類や添加量が酸化安定性へ与える影響を調べた。その結果、天然系の抗酸化物質に比べ汎用のジブチルヒドロキシトルエン(BHT)の酸化防止効果が大きいこと、また、パルミチン酸などの飽和脂肪酸を多く含むパーム油では他のオレイン酸などの不飽和脂肪酸をより多く含む油脂と比べて酸化を受けにくく、且つ比較的少量のBHT添加で耐酸化効果が発揮されること、等が確認された。また、PME、RMEにBHTを加えてそれぞれの酸化安定性を約10時間に調製したサンプルを長期間保管し、貯蔵安定性を調べた結果、初期の酸化安定性は同等であったが、RMEの方が貯蔵中の劣化の進行が促進していて安定性には乏しいことが分かった。このことから初期の酸化安定性のみでは燃料の使用期限を決定することは困難であることが明らかとなった。保管中の適切な品質管理を達成するための手法について更なる検討が必要であると言える。また、100%バイオディーゼル燃料の適合性を改善するための燃料品質および車両設計に関する技術指針の策定を目的として、エンジン部品等への耐久性に及ぼす影響や排出ガスへの影響に関する調査を行った。さらに、酸化安定性に関する基礎的な調査、長期保管時の燃料性状変化に関する調査を行って、燃料を適切な品質で貯蔵するために必要とされる条件(貯蔵環境、貯蔵期間)についての知見を得た。 NEDO 報告書バーコード 100012560
100%バイオディーゼル燃料の排出ガスへの影響等に関する調査研究

環境調和型ソフトバイオマス糖化技術の開発:前処理及び糖化システム

平成18年度~平成19年度成果報告書 微生物機能を活用した環境調和型製造基盤技術開発/微生物機能を活用した高度製造基盤技術開発 高性能宿主細胞創製技術の開発、微生物反応の多様化・高機能化技術の開発、バイオリファイナリー技術の開発、総合調査研究 
作成者  バイオ・エナジー株式会社
プロジェクト名称  微生物機能を活用した高度製造基盤技術開発(微生物機能を活用した環境調和型製造基盤技術開発)  ページ数  15
【要約】  環境調和型のソフトバイオマス糖化技術の開発:前処理及び糖化システムソフトバイオマスの前処理技術及び酵素処理を組み合わせた糖化システムを開発し、オリゴ糖やグルコースを最大生産するシステムにする。ソフトバイオマスの酵素糖化を行うためには、バイオマスの構造を酵素が作用しやすい形にまで処理をする必要があり、その検討をpHの変化、超音波、マイクロバブル水、炭酸水、原料の物理的微細化(粉砕とホモゲナイズ)などの種々な方法でおこなった。また、熱水を媒体として加圧熱水処理の条件を探索した。新聞紙を前処理し、SS酵素でオリゴ糖までの分解にとどめ、次にβグルコシダーゼを用いることにより、濃度10%原料を82%グルコースに分解できた。目標値の90%にもう一歩になった。バイオ・エナジーが機械的微細化の前処理をした原料を東北大学の高濃度スラリー導入・回収用超臨界水流通式装置で連続処理ができた。変換率はまだ不足しているが、改良をすることにより、目標は達成できると考えている。また、高温下で材料の変化を直接観察できる装置を東北大学が開発し、原料の熱変化を直接観察することで、前処理法の改良につなげられると考えている。これら前処理技術の開発成果に、豊田中央研究所、月桂冠の技術開発の成果を統合することにより、ソフトバイオマスを効率的に利用することが可能な糖化システムの開発を行う。 NEDO 報告書バーコード 100011909
環境調和型ソフトバイオマス糖化技術の開発:前処理及び糖化システム

時代をよむ新語辞典「ヤトロファ」

 
yatro  ヤトロファという樹木が注目されている。種に油分を豊富に含んでいるため、バイオディーゼル(バイオ燃料の1つ)の原料として有用なのだ。しかも非食用で痩せた土地でも簡単に栽培できるため、穀物との競合や森林伐採などが起こりにくい利点もある。国内外でヤトロファ栽培に取り組む動きも盛んになっている。
時代をよむ新語辞典「ヤトロファ」